ジャケットは大きく2つに分けて①シングルブレストと②ダブルブレストがあります。
「①シングルスーツ」とは前ボタンの配列が一列になったデザインのことを言います。多くにみられるもが2つボタンです。もっとも一般的でシンプルです。また3つボタン、1つボタンも選択できるようになっております。そして今のスーツジャケットの定番になります。ボタン数の少ないシングルブレストは、モダンで都会的な印象があります。主張し過ぎないデザインとなっておりますので自らが目立つ必要がないビジネスシーンにはとても向いております。また式典などへの出席時など正装が求められる場ででの着用としては相応しいものです。その場合は当然、色柄は派手になり過ぎないダークな色味のものを選んで、着こなしもスタンダードなものが相応しいと言えるでしょう。ブラック、濃紺、チャコールグレーがそれにあたります。
次にフォーマルな印象が強い「②ダブルスーツ」は、ボタン配列が二列になり
様々なバリエーションを楽しむことが出来ます。 多くは4つボタン、もしくは6つボタンとなります。かっちりした印象で、このジャケット1枚でトラディショナルかつ重厚感ある雰囲気になる点がダブルブレストの大きな特徴となります。 貫禄がある印象で経営者やリーダ的存在の方に着用いただくとしっくりくる印象がありますが、色や柄、生地の質感、着こなしによっては若年層の方にも十分着ていただけます。ここ数年ダブルはあまり見かけなくなりましたが最近はクラッシック回帰という流れで注文件数は増えております。